うちに一匹の犬がいます。
名はタロー。
息子が付けました。
子供たちも大きくなりあまり親とはしゃべらなくなってきました。
そんな時、私のおしゃべりの相手はこのタローであります。
人間って勝手なもので話し相手がいなかったり、さみしくなるとタローに話しかける回数が多くなる。
自分が忙しとほっときぱなしなのに…。
タローがウチにやって来た
タローがうちにやって来たのは2014年。
私が仕事から帰ると、ダンナと子ども2人の輪の中に小さな茶色の子犬がいた。

ダンナの知り合いから譲り受けたと言う事で、何も知らなかった私は怒り爆発。
子どもたちの前で ”返して来て!” と言ってしまいました。
誰が世話をするの?
【俺がする。】
あ〜そうですか、お願いしますねと…。
それからタローとの生活が始まりました。
その俺様も3日間はいつもより早く起き餌をあげたりトイレの始末などやっていましたが。
やはりそこからは続きませんよ。
毎朝、それでケンカの日々だった。
タローとの生活
月日が流れ子供たちは大きくなり、学校やら部活やら塾やらでやはり今1番世話をしているのは私であります。
もちろんあの俺様は帰って来たらタローの名前を呼ぶくらい。
最初の頃はなんで私がと思っていたが、だんだんと我が子のように愛おしく思えるようになってきた。
私達がごはんを食べている間は寝たふりをして食べ終わるとすっと起き上がり ”今度は僕のごはん” とじっと私を見つめる。
かわいい。♪(´ε` )
「お散歩行こう〜」 と言うとしっぽをフリフリ、体いっぱいうれしさを表現してきます。
小さな庭に出すだけなのに、こちらが申し訳なく思うほど純粋である。
シャンプーをして乾かしてあげていると、顔を見上げずっと私を見つめています。
まるで 『お母さんありがとう。』 と言っているかのように感じてしまう。
必要とされている
こんな私でも必要とされているのだ。
子供たちは大きくなり学校からの提出物を出す時やお金が欲しい時など意外、ほぼほぼ私を必要としなくなってきている。
子供たちに手がかからなくなった分、今度は年をとってきて病院へ連れていく回数が増えたりなどタローの方に手がかかる。
昔ならイヤイヤやっていた事がこの子の為ならと素直に出来るようになりました。
人間より弱い生き物は必ず守ってあげねばと思う。
必要とされているのだ。
私が生きている意味のひとつをこの犬は生み落としてくれました。
今日も何回、かわいいね~タロー~ って言ったことか(*^_^*)

日常に笑いを。
ご覧いただきありがとうございました。